やり抜く人の9つの習慣 書評


こんにちは!おしんです。

皆さん、成功している人を見てどう思いますか?

あの人はもともと才能に恵まれていたんだ。

と思って「自分には無理だ。」と思っていませんか?

そうではありません。いわゆる成功者にはある共通している「行動と思考」があるのです。

その「行動と思考」を心理学で解析して説明していこう、というのが今回ご紹介する本になります。

その名も「やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学」です。

この本では、タイトルにもあるように、目標を達成するための9つの習慣をまとめてあります。


第一章 目標に具体性を与える

例えば、「やせたい」と思うならば、目標は「やせる」ではなく「5キロやせる」とするべきです。

求める成功の姿をはっきりと見せてくれるからです。

まずは、具体的かつ詳細に、自分が達成したいことを考え抜くことが大事です。

目標が具体的でなかったら、ついつい「このくらいでいいや」などと自分を甘やかしたり、簡単に妥協してしまうからです。

これは耳が痛いですね…。これまでの私も目標が具体的にイメージしていなかったがゆえに、いろんなことで挫折しました。いつも「こんなもんでいいや」と未来の自分に勝手に期待していました。


第二章 目標達成への行動計画をつくる

目標達成のためにやるべき行動を着実に実行するためには、「いつ何をやるか」をあらかじめ予定にいれておくべきです。

日々の計画が、具体的な行動レベルまで明確になっていると、その行動をする可能性は300パーセントを高まることが、心理学の研究から明らかになっています。

そのための方法が、「if-thenプランニング」です。

「もしこうなったら、こうする」といったように。

①(if)もし、月曜日、水曜日、金曜日になったら

②(then)仕事の前に一時間ジムで汗を流す

こんな感じですね。

事前に「いつ」「何を」やるかを、はっきりと決めておくと、これが実行できる確率は2倍から3倍も高くなります。

if-thenプランニングに絶大な効果があるのは、この手法が強く脳に訴えかけるからです。つまり脳は「XならY」という文章を記憶しやすいのです。


第三章 目標までの距離を意識する

目標達成に向けて、ただがむしゃらに努力するのではなく、日々、どれだけ進歩したのかを確認する必要があります。

それには、フィードバックで目標との距離を確認します。

正しいフィードバックに「これから思考」というのがあります。

これから思考」とは「あとどれくらいやらなければいけないのか」に視点を向ける思考スタイルです。

つまり、「目標までの距離に目を向けること」です。

「これからやるべきこと」を意識することでモチベーションを高めることができます。


第四章 現実的楽観主義者になる

「非現実的な楽観主義者」では目標は達成できません。

つまり、「目標は達成できる」と信じるのは大切なことですが、「目標は簡単に達成できる」と考えてはいけません。

では、「現実的な楽観主義者」とは「成功を望み、それに相応しい努力をする人」です。

この文章を見たとき、ギクッとしました。私も自分の今の目標に対して、それに相応しい努力をしているのかと。「非現実的な楽観主義者」になってやしませんかと。

「現実的な楽観主義者」は、惜しみなく努力し、問題が起きることを予見し、それの対処方法を計画し、いざ問題が起こったら粘り強くことに当たります。

その結果、成功にたどり着くのです。

問題や障害を考えることは決してネガティブではないということを忘れてはいけません。それを考えないからネガティブな結果になってしまうのです。

要は、ネガティブなこと、思考をも克服しようということですね。


第五章 「成長すること」に集中する

新しいことに挑戦する「心の持ち方」についていうと、目標を設定するときには「今、何ができるのか」ではなく「これから、何ができるようになりたいか」を考えるようにすることです。

目標は自分の能力を証明するためにあるのではなく、自分を向上させるためにこそある、と考えるようにするのです。

そのためには「失敗してもいい、と開き直る」こと。

目標に向かっている時、そこで出会う困難を「学び」という視点で捉える。失敗しても「また、一つ学んだ」と思えれば、がっかりすることなくモチベーションを維持することができます。


第六章 「やり抜く力」を持つ

苦手なことについて「できるようになる」と考えていますか?

それとも「自分には向いてないからどうせ無理」と考えていますか?

もし後者なら、自分自身にハンディキャップを課していることになります。

どんなことでも努力と経験で上達することができると心に刻むことです。

目標を投げ出したくなるときに、「努力不足だった」「戦略を間違えた」「プランを練らなかった」などと、自分でコントロールできることに原因があると考えることができる人は、「成功は自分の頑張り次第」と信じることができます。

「私には無理だ」ではなく「今の私にはまだ無理だ」と考えるようにしましょう。

どんな能力でも、あなたの努力次第で高めることができるのです。

「自分には伸びしろがある」と信じることで、「やり抜く力」が発揮できるようになるのです。


第七章 筋肉を鍛えるように意志力を鍛える

意志力は筋力と似ています。

筋肉と同じように、意志力も、定期的に正しい方法で使えば、少しずつ強くすることができます。

自分が達成したい目標に取り組むことで、同時に意志力も鍛えることができます。

例えば、

  • 汚い言葉を使うことをやめる
  • 利き手ではない方の手を使って生活する
  • 「私は」で話すことをなるべく避ける

など。

要は何でもいいのです。誘惑に打ち勝って続ける価値のあるものなら、何でも試してみるといいです。

最初は大きな意志力が必要に感じても、いつしか楽々できるようになっている自分に気づきます。

それほど意志力は訓練で高めることができるのです。


第八章 自分を追い込まない

どれほど意志力を鍛えても、それには限界があります。

目標達成のためにはその事実を受け入れることです。

気を付けるべきは、意志力を過大評価しないことです。

そして、

  1. 誘惑と出会いやすい状況をなるべく避ける(自分の意志力を試さない)。
  2. 大きな目標は一つに絞る。
  3. 何かをやめるという目標なら、一度にスッパリやめる。「ちょっとだけならいいだろう」という考えを捨てること。

第九章 「やめるべきこと」より「やるべきこと」に集中する

「食べ過ぎない」「夜更かししない」など、目標の多くは「~しない」という形のものになりがちです。

こうした目標は、反対にその行動への衝動を高めてしまいます。

「~しない」ではなく「~する」という表現方法にするとよいです。


いかがでしたでしょうか?

この9つの習慣は、読者の方からしたら「そんなの当たり前じゃないか」と思うものもあったかもしれません。

それはそれで今までの習慣が正しかったんだなと思ってもらえればいいと思います。

その上で、この本から今までになかった習慣があったら、ぜひ取り入れていただけたらと思います。

「正しい努力はいつか報われる」ということを私はこの本で学びました。

「自分には才能がないから成功できない」と思い込んでいる方はぜひこの本を読んでいただきたいと思います。

金持ち父さん貧乏父さん 感想


こんにちは!おしんです。

今回はお金に関する本を紹介したいと思います。

それは「金持ち父さん貧乏父さん」です。

お金持ちと貧乏を分けるその原因は何なのか?

この本の冒頭で、そのことについて物語形式で語ってくれています。

その一部を抜粋します。

「人生がだれよりもすぐれた先生であることはたしかだ。たいていの場合、人生はきみに話しかけてきたりしない。きみのことをつついて、あちこち連れまわすだけだ。人生はそうやってきみをつつくたびにこう言ってるんだ。『ほら、目を覚ませよ!きみに学んでもらいたいことがあるんだよ』ってね」

「お金に関する教育が自分に足りないことが問題なのだと気づく人はほとんどいない。」

「『お金になんか興味はない』と言う人は大勢いるが、そう言いながら一日八時間せっせと働いている。そんなのは真実を否定していることにしかならない。」

う~ん……。ちょっと前までの自分に言い聞かせたいですね。誰しも無人島で自給自足で暮らしている人以外お金の問題からは逃れることはできませんものね。すごく胸に突き刺さる言葉だと思います。

「私はきみたちにお金の持っている力を学んでほしいと思っている。お金を怖がるのではなくてね。そういったことは学校では教えてくれない。でも、それを学ばなければ、きみたちはお金の奴隷になるしかないんだ。」

「貧乏や金詰まりの一番の原因は国の経済や政府、金持ち連中のせいじゃなく、恐怖と無知だ。人間を罠にかけるのは自分から招いた恐怖と無知なんだ。」

「情報や知識を手に入れるために心を開くか開かないかを決めることで、無知か啓蒙か道が分かれるのだ。」

おっしゃる通りですね。新しい情報や変化に対して石頭を持って臨んではダメだということですね。そして、ただなんでも考えなしに取り入れるのではなく、情報の取捨選択ができる思考力と判断力が必要だということですね。

「金持ちになりたければ、お金について勉強しなければならない」

「金持ちは資産を手に入れ、中流以下の人間は負債を手に入れる」

「これからの時代は、大胆に前に進んでいく人と、腐りかけた救命浮き輪にしがみついたままの人とが同居する時代になるだろう。」

お金の稼ぎ方といってもいろいろあるのでしょうが、一つ言えることは、ただ会社に行って働いて給料をもらうことがだけが全てと思っていては裕福にはなれないだろうことはわかりました。

以上、マインド的なことばかりを述べてきましたが、この本の後半部分は、ではどうすればお金持ちになれるのかということ、つまり実践方法が書かれています。

「そんなにお金なんか必要ないよ。」

そう思っている方にはこの本は必要ないですが、「自分に正直に生きたい!」と思って、まだくすぶっている方には一読をおススメいたします。

その悩み、哲学者がすでに答えを出しています 感想


こんにちは!おしんです。

タイトルにもありますように、多くの悩みの解決に役立つ本を紹介しようと思います。

その名も「その悩み、哲学者がすでに答えを出しています」です。

人生を生きていく上で、悩みは尽きないものです。

悩みの無い人間など存在しません。

どうすればいいのか?

そこで、人生をかけて哲学者が導き出した考えにふれることで、私達の日常の悩みを解決する糸口をみつける。

哲学者がその答えに至ったプロセスをたどりながら、哲学に興味をもち、ふだんの思考の枠を広げてみる、それがこの本の内容です。

私もこの本を読んでみて、なかなか読みやすくて面白いと思いました。

読者の皆さんの悩みを解決することが目的なので、それぞれの哲学者の知識そのものは必要最小限でしか出てきません。


私がこの本を読んで特に感銘を受けたところをちょっと述べておきます。

「緊張してしまう」というお悩みのカテゴリでのブッダの言葉で、「瞑想することは『悩む人』から『悩みを観察する人』になることにほかなりません」という部分は是非読んでほしいところです。瞑想で「こころ」を鍛えることも可能であることが脳科学の見地からも証明されています。この部分だけでもこの本を読む価値が十分にあると思います。

自分の顔が醜い」というお悩みを解決してくれるサルトルの箇所は、我々にこれからを生きていくパワーを与えてくれると思います。

現代人の多くの悩みといえば、「ダイエットが続かない」ではないでしょうか?この悩みに対してもジョン・スチュアート・ミルが見事な見解を示してくれています。

そして、いろんな業界でよく出てくる「不倫」のお悩みに対しても、親鸞が答えを出してくれています。簡単にまとめると、自分の理性の限界を知り、他力にすがることこそが真の悟りに至るというところは、他の哲学者にはない、本当に生の人間の本質を捉えた指摘だと思いました。


この他にもいろんなお悩みや哲学者が登場してきます。

「もうダメだ……」

「立ち上がれない……」

世の中にはさまざまな深刻な悩みを抱えている人がたくさんいると思います。

あなたのその悩みの解決のヒントがこの本でみつかるといいですね。

あなたを変える七日間の哲学教室 哲学とは?人生とは?


こんにちは!おしんです。

今回もおすすめの哲学の本を紹介したいと思います。

それは、「あなたを変える七日間の哲学教室」です。

この本は、「あの哲学者がこんなことを言った」とか「この哲学者はこう言った」というような本ではありません。

ではどんな本なのかというと、「哲学的思考法の本質を知るための本」です。

どういうことかと言いますと、哲学が投げかける問いについて自分の頭で考え、哲学者のように考えるとはどういうことかを知りたい人のために書かれた本です。

ですので、哲学の基礎知識がなくても十分理解できる内容となっております。

哲学に興味を持ち、哲学を真剣に勉強すべきかどうかを迷っている人は、この本によってその迷いが解けるだろうと思います。


哲学は何のためにあるのか?

この本は、倫理学、道徳哲学、認識論、形而上学、心の哲学、言語哲学、メタ哲学の要点の説明がなされています。

ではそもそも哲学とは何か?

我々人間が価値あるものを「認識」する手伝いをするのが哲学であると本書には書かれています。

人間は生きている以上、多かれ少なかれ哲学の課題に取り組まなければならない、哲学なしの人生なんてありえないのです。


人生の意味とは?

「いずれ消えてなくなる人生に、いったいどんな意味を見出せるか?」と誰しも一度は考えたことがあると思います。

しかし、人生に対する「むなしさ」を完全に無視することはできないのです。

人生の意味は限られた時間の中で可能な限り「いい人生」を送ることに尽きるのではないでしょうか?

といったように、この本を読んで答えが出るのかどうかは保証することはできませんが、なんかしらのヒントは必ず得られると断言できます。

この本があなたにとって、明日を生きる力になるといいですね。

飲茶の「最強!」ニーチェ 生きる意味とは!?

こんにちは!おしんです。

今回もとてもわかりやすい哲学入門書で有名な飲茶氏の本を紹介したいと思います。

ニーチェはとても有名な哲学者で、知っている方も多いと思います。

そのニーチェの本なんですが、はっきりいってこれから哲学を学ぼうとする人はいきなりこの本から読んでもいいくらいわかりやすい内容になっております!

飲茶氏の他の著書もすごくわかりやすくて有名ですが。

そして、「常識にとらわれず、自分の頭で考えて積極的に前向きに生きていこう!」

そう思えるようになると思います。

そもそも哲学とは、「モノを超えた存在について考える学問」です。

例えば、正義・意味・価値・善といった形のない概念の世界について本質を追求するということですね。


実存哲学

実存とは、現実存在の略です。

実存は「世界に放り込まれた人間の主体的な在り方」をいいます。

ニーチェはこの実存哲学というスタイルをとっていました。

そして、ニーチェは、「人生に意味はない」と言っています。

一般にいう人生の意味とは、仕事・恋愛・結婚といった周囲(社会)からいつのまにか押し付けられたものではないでしょうか?

こういった既成の価値観に縛られて生きていると、よけいな「不幸」をしょいこむハメになるかもしれません。

ニーチェは、外から与えられた価値観で自分を評価し、ありもしない意味を求めて失望する人間の構図を「背後世界」と表現しています。

背後世界」=「社会的価値観」です。

外部から押し付けられた価値観、つまり本来存在しないものなのです。

この考えは今の私自身にしっくりきます。

世間の同調圧力に屈してしまって、「こうでなければならない」「ああでなければならない」といった他人の「べき論」に翻弄されて苦しんでいた過去の自分に言い聞かせたいです。

さて、「社会から押し付けられた意味付けなんか無視してしまえ!」という考え方自体はいいのですが、しかし、それだけだと人間はニヒリズム(虚無主義)に陥って、生の高揚を失ってしまう、とニーチェは言っています。

ニヒリズムとは、「そんなことしたってむなしいだけだろ!」といったようなことです。

そして、「じゃあ、何の為に生きているの?」と考え虚しくなった結果、人間は「末人」になるのです。

「末人」とは、「なんの目標もなく、ひたすら時間を潰すだけの人生を送る人間」のことをいいます。

ニーチェの有名な言葉に「神は死んだ」というのがあります。

「神は死んだ」➡「神様を信じられなくした(人間の仕業で)」➡「人間に意味を与えるような絶対的な価値観はいつかこわれる」➡「末人になる」という構図ができあがります。

ニーチェは100年以上前から、人間がこうなることを予言していました。


ルサンチマン 道徳

ニーチェは、「道徳なんて、実際はそんなに上等なものじゃない。むしろルサンチマンから生じた歪んだものだ」といいました。

ルサンチマンとは「弱者が、強者に対してもつ嫉妬心・恨み」のことをいいます。ニーチェはこれを道徳の起源だといいます。

そして、嫌なことに文句を言わず受け入れる人が善い、という不自然な価値観をニーチェは「奴隷道徳」と呼びました。

私たちは架空の価値観に縛られすぎているのです。

続けてニーチェはこういいます。

「惨めな現実の結果を受け止められないから、無理矢理非現実的な架空の価値観を作り出し、自分を満足させようとしている」

つまり、優れた能力に恵まれている人を妬んで、自分を慰めようといったことです。

するとその人間は、自分の気持ちにうそをつき、「前向きな努力」を諦め、末人に至るというわけです。

私は、「これはつい最近までの私のことじゃないか」と思い、胸にグサリと突き刺さりました。

不可能だとわかりつつも、もっと早くにニーチェの思想に触れていたらと思うと悔しくてしょうがありません。

この最悪のニヒリズムから抜け出すには、「今この瞬間」を強く意識し、今を強く肯定すること。ニーチェは、これができる人間を「超人」と呼んでいます。

結論として、絶対的な価値観というのはいずれ無くなってしまいます。それら非現実なものが「人生の意味」を与えてくれなくなったとき、人は「自分で自分の人生を肯定できる超人になるしかありません。

最後に、この本一冊読むだけでいい!なんてのは言い過ぎかもしれませんが、とにかく強く生きる力を与えてくれる本です。