心の在り方を学ぶことは、人間関係、トラブルへの対処、仕事への集中力やモチベーション、
目標や計画の立て方、重要な判断を下すとき、困難があったときの気持ちの持ち方など、
あらゆる場面で生きてきます。
 
この本は、今よりも充実した気持ちで日々を送れるようにとの思いで書かれていると思います。
 
そのために必要なのは、「心を苦悩の状態から美しい状態へ戻す方法」を学ぶことです。
 
ネガティブな感情や自信の喪失、悩みは、すべては自分の心の問題です。
 
自分自身の心を理解し、心が快適な状態を認識しなければ、真の満足感を得ることはできないのです。
 
「心を美しい状態へもっていく方法」は次の4つのステップです。
 
①自分の心が「苦悩の状態」であることに気づく
 (イライラ、怒る、胸のムカつき、悲しくなる、不安、嫉妬、孤独)
「自分はこうあるべき」という理想像と現実とのギャップが大きくなると苦悩が生まれます。
深層意識に目を向け、自分は何に執着しているかに気づくこと。
「自分は今苦悩の状態になっているぞ」と気づくことが大切。
 
②頭の中にある心の声を観察する
頭の中の心の声を15個以上挙げます。
その思考を評価したり、考え込んだりしてはいけません。
3~5個ではだめです。最低15個以上を目標に見つけ出しましょう。
そのくらい心の奥底を見つめないと本当の心の声は見つかりません。
頭の中から絞り出すと、自分でも思ってもみなかったような思考に出くわします。
 
③苦悩の本当の正体を知る
②のステップで挙げた心の声のうち、どれくらいの割合が自分中心の意識から生まれたものであるかを確認します。
「私が」「自分が」と主張しているもの、「他人」の非を責めているものなどです。
苦悩の原因は「理想像と現実のギャップ」です。
この理想像への執着こそが苦悩の本当の正体です。
理想像が特定できた瞬間「心は美しい状態に戻る」
そして理想像を手放します。
 
④「正しい行動」を選択する
「~しなければならない」という行動こそが、自分中心の苦悩の心から生まれています。
苦悩の正体を特定し、理想像を手放して「心が美しい状態になった」ら、そのクリアな状態の頭で正しい行動の選択をします。
 
この4つのステップを行うことで「私は私のままでいい」という自己肯定感を保ち続けることができます。
そうすると物事の本質をとらえることができ、思考が冴えてきます。
そして「自分にとっての最善」を迷わず選択することができます。
 
どうでしょうか。
「心の問題」の原因は外にあるのではなく「自分自身の中にある」ということ。
それを「内観」することによって心を「美しい状態」へ戻すことが人生を幸福に生きる為に
大切になるのではないかと思います。