哲学用語図鑑 哲学を体系的に学べる入門書

 

こんにちは!おしんです。

今回もわかりやすい哲学の本を紹介したいと思います。

 

その名も哲学用語図鑑です。

 

哲学を体系的に学べてかつ辞書のような使い方もできる哲学の入門書です。

 

続編も出ておりますので、より哲学の世界観を広げたい方はこちら

 

古代からはじまり、中世・近世・近代、そして現代まで幅広く網羅されています。

 

古代では、タレスなどの自然哲学、ソクラテスの「無知の知」、プラトンの「イデア」、アリストテレスの「形而上学」など。

 

中世では、イエス・キリストの「アガペー(無償の愛)」、トマス・アクィナスの「スコラ哲学」、オッカムの剃刀など。

 

近世では、「イギリス経験論」のベーコン、ロック、バークリ、ヒューム。「大陸合理論」のデカルト、スピノザ、ライプニッツなど。

なかでもデカルトの「我思う、ゆえに我あり」はあまりにも有名です。

 

近代では、「定言命法」のカント、「弁証法」のヘーゲル、「実存主義」のキルケゴール、「(神の)見えざる手」のアダム・スミス、「唯物史観」のマルクス、「永劫回帰」「超人」のニーチェなど。

 

現代では、「シニフィアン、シニフィエ」のソシュール、「現象学」のフッサール、「存在論」のハイデガー、「限界状況」のヤスパース、「イリヤ」のレヴィナス、「写像理論」のウィトゲンシュタイン、「全体主義」のアーレント、「実存は本質に先立つ」のサルトル、「身体図式」「肉」のメルロ・ポンティ、「構造主義」のレヴィ・ストロース、「脱構築」のデリダ、「パノプティコン」のフーコー、「トゥリー、リゾーム」のドゥルーズ、「フェミニズム」のボーボォワール、「ジェンダー」のバトラー、「オリエンタリズム」のサイード、「帝国」「マルチチュード」のネグリなど。

中でも私が特に印象に残ったのが、ネグリの「帝国」「マルチチュード」でしょうか。

かつての帝国(ローマ帝国、大英帝国等)にたいして、通信技術・輸送技術の進歩とともに現れた新たな帝国。この新たな帝国は、資本主義のもと、アメリカ政府や多国籍企業、G20、WEF(世界経済フォーラム)などが国境を超えてネットワーク状に結び付いた権力システムのことをいいます。

帝国は私たちの日常生活の隅々まで浸透し、私たちを資本主義に順応させるために、いたるところから管理・育成しています。これに対抗するのがマルチチュードです。

マルチチュードは、国家や資本主義の支配下にいるすべての人たちをいいます。帝国がネットワーク状になっているのであれば、そのシステムを逆利用して民衆もネットワーク状につながれば、帝国に対抗できるとネグリとハートは考えました。

主婦、学生、移民、老人、セクシャルマイノリティ、資本家、会社員、専門家、ジャーナリストなどの人々が、自分の得意分野を通じてつながり、話し合い、集まって、資本主義の矛盾を一つ一つ解決しようとする力がマルチチュードなのです。

 

古代から現代までの哲学の進化がはっきりと読み取れるのではないかなと思います。

初めて哲学を学びたい方、哲学を体系的に捉えたい方などにおすすめです。

 

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