今、幸せですか?
 
自分が幸福になろうとしている思考・行動が実は不幸に導いていたとしたらどうでしょうか?
 
これを「幸福の罠」と呼びます。
 
 
幸福になるためにはこの罠に気づき、そこから抜け出さなければなりません。
 
 
そのための方法として、最新で革命的な心理学研究、「アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT/アクト」が知られています。
 
 
長い人生を生きていたら、いろんな感情、不快・悲しみ・恐れ・怒りを味わうことになります。
 
生きていたら必ず痛みを伴ってそれから逃れることはできません。
 
 
その痛みにうまく対処して、たとえ痛みがあっても価値ある人生をいかに築きあげていくかを追求していこうとするのがACTです。
 
 
幸福=価値ある人生を築くためには「心理的柔軟性」が欠かせません。
 
 
その「心理的柔軟性」を養うための方法が以下になります。
 
 
① 脱フュージョン
 
自分を悩まし、役に立たない思考から少し距離をおく。
 
思考をあまり真面目に捉えるのをやめる。
 
限界を作り出す思い込みや、厳しい自己批判の思考を取り除く。
 
 
② 拡張
 
不快な感情を無理に追い出そうとせずに、それらのために居場所を
 
作ってやる。そして不快な感情が去っていくまで受容する。
 
 
③ 接続(つながる)
 
今を生きる。現在行っていること、経験に集中する。
 
過去についてくよくよ考えず、未来のことについて余計な心配をせ
 
ず、今現在に完全につながる。
 
 
④ 観察する自己
 
文字通り自己を観察する能力。
 
不快な感情・思考に気づき、それらをうまく和らげる。
 
 
⑤ 価値の確認
 
人生を意味あるものにするために、自分の価値観を明確にし、それと
 
しっかりつながること。
 
価値は意欲を引き出す。
 
 
⑥ 行動
 
豊かで意味ある人生を作っていくには行動が不可欠です。
 
価値によって導かれた効果的な行動をとることが重要。
 
何度道から外れても気にせず行動を続ける。
 
成長することを選択する。
 
 
 
上記のように、人生を生きていると痛みからは絶対に逃れられません。
 
 
その痛み(不快な感情・思考)を無理やり追い出してコントロールしようとするのではなく、
苦痛を受け入れ、その衝撃をいかに和らげて去っていくのにまかせるか。これが大切です。
 
 
そして、痛みを和らげながら、自分がこれだと思う価値に照準をあわせてそれに向かってあとは効果的な行動あるのみのです。
 
 
この本のテクニックを使って実践していくとだんだん心理的柔軟性が身についてきます。
 
 
しかし、途中でこの本に書いてあることを忘れてしまい、トレーニングのコースから外れてしまうこともあるでしょう。
 
 
その時は、気にせずにまた何度道から外れても戻ってきて、再びACTのトレーニングに取り組めばいいのです。
 
 
最後にまとめると、
 
心理的柔軟性を身につける⇒自分の価値の確認⇒効果的な行動
 
 
です。