老荘思想 入門 主体的な生き方とは 

こんにちは!おしんです。

誰でも人生について深く考えたりすることがあると思います。

この悲壮感漂う時代に生きる私たちに何かヒントを与えてくれるのではないかということで今回は「入門 老荘思想」という本を紹介したいと思います。

老荘思想とは、古代中国の思想家、道家の大家である老子荘子の思想を合わせてこう呼びます。

タイトルにもあるように老子は、主体的な生き方とは何かを正面から対決した思想家です。老子は謎に包まれた人物で、実在したかどうかもよくわかっていません。

そして荘子老子の二百年後位に活躍した思想家です。その著書はほとんど寓言(たとえ話)から成っています。

老子は剛直よりも柔弱を貴びました。一見弱弱しいのが実は一番強いというのです。

それの具体像が水です。「老子」第八章に、「上善は水のごとし」があります。

水はその時々や場所に応じて形を変えていきます。岩があればそれを避けて通り、高いところから低いところに自然に流れていきます。この水の態様を人間の生き方になぞらえます。

そして「無為にして為さざるなし」

これは聞いたことがある人もいるかもしれません。

老子は世界の原初を「道」と表現し、それこそが人間の見習うべき理想のあり方であり、言い換えるならば、「無の境地」です。

行為しようという意志をもたず、しかもすべてを成し遂げてしまう。これが無為自然の「道」であるといいます。

荘子の思想の根幹は「万物斉同」(ばんぶつせいどう)です。

つまり、この世のあらゆるものは価値的にみな同等であるということです。

たとえ話をよく用いて、難解な哲学をわかりやすく説きます。

そして世俗からの超越を説き、また、言語の不信は自分自身の言葉にも向けられ、「明」(言語を介しない悟りの境地)も説きます。

寓言によって語られる荘子の哲学はわかりやすく、「胡蝶の夢」「朝三暮四」などが有名です。

独特の文章で世界の真実を説き、俗世の価値観から私たちを解き放とうとするのが、老子荘子の思想です。

老荘思想は他の諸子百家に比べて難解だといわれています。

しかし、実は精一杯生きていかなければならない人間たちの真の幸せを願った言葉なのではないかと思います。

入門 老荘思想 (ちくま新書)

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください